第一クリニック併設のスキンサイエンス部門では、下記の疾患の症状に鍼灸治療を行っています。
保険適応はありません。

【鍼灸治療について】
鍼灸治療は、身体のコリや冷えをとり、免疫力、抵抗力を高めます。
通常の治療に加え、鍼灸治療を行うことによりお薬の効き目も良くなり、痒み、腫れ、痛みなどが緩和されます。
ツボに鍼や灸をすることで全身の気のめぐりと血行を良くし、身体のバランスを整えます。当院では下記の疾患の
方に鍼灸治療を行っています。

@花粉症 A帯状疱疹後神経痛 B爪白癬 C過敏性腸症候群

D月経困難症 E下痢  F腰痛  など
 


全日本鍼灸学会では灸の効果について次のように報告されています。

・施灸により局所の血管透過性が亢進する。

・灸は、皮膚過酸化脂質値減少作用がある。

・灸刺激の局所的な刺激が生理活性物質を奮起し、 機能の活性を引き起こすことにより、神経系に良い影響を与える可能性がある。

・施灸時にモグサの含有成分が皮膚局所や所属リンパ節などの免疫機能に影響を及ぼす可能性がある。


皮膚疾患に対する鍼灸治療が報告されています。

・夜間、睡眠中の掻爬により、憎悪緩解を繰り返す難治性のアトピー性皮膚炎に対して通常の内服、外用療法に加え、灸治療の併用を試みた。症状が軽快し、内服剤、外用剤の投薬量が減少し、症状のコントロールが容易となった。難治性のアトピー性皮膚炎に対し灸治療の併用は治療の一手段であると考えた(2007 校條)。

・アトピー性皮膚炎に対し皮膚科の標準治療に鍼灸治療を併用し、そう痒感や随伴症状の軽減をみた(2007 坂口)。

・アトピー性皮膚炎(成人3例)に対し鍼灸治療を行い、症状の改善と好酸球値の正常化と血清IgE値の減少を認め、薬剤量の減量となった(2006 飯沼)。

・アトピー性皮膚炎(幼児115例)に対し鍼灸治療を行い、66例に症状の軽快と好酸球値の正常化と血清IgE値の減少を認め、薬剤量の減量となった (2004 飯沼)。

・アトピー性皮膚炎(成人7例)に対し鍼治療を行い、6例に痒み評価値の改善と全例に皮疹症状の改善傾向を認めた。薬剤の使用頻度や量を減少させると考えた(2004 和久田)。





1部位(約15分)の治療、3,300円(本体3,000円 消費税300円)です。
2部位以上(約30分)の治療、5,500円(本体5,000円 消費税500円)です。
爪の場合は、基本料金1,100円(本体1,000円 消費税100円)
          爪1本につき220円(本体200円 消費税20円)



治療方法は、受診の上、灸か鍼か決めます。
・年齢に関係なく、治療を受けられます。
・他の病気で内服中でも、基本的に可能です。
・鍼治療の場合、ステンレスアレルギーの方は、施行しません。
・灸治療の場合、蓬(よもぎ)アレルギーの方は、施行しません。
施行後2時間以内の入浴/飲酒はおやめください。血行が過剰に良くなり、体調の悪化を起こすことがあります。
・頻度は非常に少ないですが、灸による火傷の可能性があります。
・治療間隔は10日以内が理想的です。
10日以上あけないでください。)

【ご予約および予約金について】
当日の予約時間迄にキャンセルのご連絡がない時は無断キャンセルとさせて頂きます。
・無断キャンセルされた場合予約金の返金はなく予約される場合は再度予約金を頂きます。
・受付窓口への電話又は、受診時にキャンセルを申し出た方は、最終施行日から1年とします。
 1年を過ぎますと、予約金の返金は出来ませんので、終了される場合は必ず申し出て下さい。
 予約金返金期限につき、クリニックからはお電話などでご連絡致しませんのでご了承下さい。

・予約・変更・取り消し(キャンセル)は受付 (052)204-0835 対応のみとさせて頂いております。

詳しくは、医師又はスタッフに御相談下さい。